明治の初めに日本語に訳された英語の誤訳の中で、その後の日本の社会に弊害をもたらしているかもしれない19の単語について、建設会社で海外での駐在経験のある筆者の経験談を交えたエッセイ集。
「責任」「品質」「管理」「成功」「教育」などの基本的な単語ですら誤った理解をしている可能性があることについて、日本人のメンタリティと海外の建設業の現場での体験談に基づいて書かれていて、ビジネス向けの本とも言えそう。『戦略思考ができない日本人』とあわせて読むと、よりおもしろいと思う。
どこまで筆者の言うとおりなのかはわからないが、英語(に限らず他言語)の本当の理解にはNHK教育の『新感覚☆キーワードで英会話』で出てきた「コアイメージ」のようなもので理解することが必要だと改めて実感した。
(mixiレビューより移植)