少し乗り遅れた感はありますが、『ちゃお』2015年4月号付録の「究極まんがセット」についているLEDトレース台が一部で話題になっていたようで、トレース台として試してみたいという妻に買ってきてもらいました(笑)
3月の終わり頃だったので、書店にはもうありませんでしたが、セブンイレブンにはあったようです。
以前、スライド用のライトビューワーを撮影用補助光として使ったりしていたのですが、ACアダプタの断線&ノイズで iPhone が誤作動するので、最近は小物撮影にはムック本『大切なひとをキレイに写す本』付録のレフ板を主に使っていました。
ちゃお付録のトレース台はバッテリ駆動でノイズも少なそうなので、撮影用補助光としてどこまで使えるか、試してみました。しかしなんと言っても「570円」と安い!。
これが『ちゃお』付録のトレース台
付録の「究極まんがセット」には、トレース台以外にもまんがペンや組み立て式のトルソーが入っていますが、今回は撮影用光源として使えるか?がテーマなので、その他は省略。
こちらがそのトレース台。電源は単4電池×3本が別途必要です。今回は手近にあったエネループを使用。
点灯させるとこんな感じ。
中にLEDが3つ入っているのがわかります。ただ、光の拡散はあまりよろしくないようで、光源位置がはっきりわかります(^^;
中を開けてみると、反射板として白いボール紙が敷いてあるだけでした。反射板の工夫でもう少し拡散できそうな気はします。
ただ、高輝度白色LEDの特徴でもありますが、色温度が非常に高い(青っぽい)のが気になります。
撮影用補助光として使ってみる
今回は無彩色の被写体として、先日手に入れた iFi nano iDSD を使いました。
順に、
での撮影例です。
案の定と言うべきか、ちゃおトレース台LEDの色温度と室内光の色温度の差が大きすぎて、ちゃおトレース台の光がかなり青っぽくなってしまいました。レフ板強し!
ちなみに、撮影に使ったカメラは、いつものように iPhone 5c の内蔵カメラで、Camera+ アプリを使用。
透明なものを直接おいて撮ってみる
複数光源をつかった場合は、やはり光源の色温度の違いが出てしまうので、LEDトレース台の光だけで撮ればおそらくホワイトバランスの調整で白く撮れるはずです。
そこで、試しに真空管をトレース台の上に載せて撮ってみたのがこちら。
若干背景の光源のムラが気になりますが、LED上に置けばハロー効果として使えなくはありません(笑)
結論:レフ板強し
結果的には、光量はそこそこあるものの、撮影用補助光として使うには色温度が高すぎてちょっと使いづらいという感じ。やはり部屋の照明に近い色温度の光でないと補助光として使うのは難しそうです。
このブログに掲載している写真は、ほぼ全て iPhone 5c の内蔵カメラで撮っていますが、夜に撮る場合の光源は、室内光+ムック『大切なひとをキレイに写す本』付録のレフ板をつかって、陰影を弱めたりハイライトを入れたりしています。
「レフ板」は、Amazon でもたくさん売っていますが、ほとんどが丸型で結構大きなものが多いんですよね。
その点、このムックの付録は小型で扇型なので、転がらずに机の上で小物をちょっと撮るにはピッタリの大きさで重宝しています。わりと最近書店で見かけたので、探せばまだ売っていると思います。
ちゃおのトレース台を試すつもりが、レフ板のオススメになってしまいましたが、これホントに便利です(笑)