先日、100円ショップ(Seria)でインチ目盛り入りの30cm定規を見つけ、思わず買ってしまいました。
インチ目盛の定規があるとうれしい理由:その1
インチ目盛りの定規の何がうれしいかというと、1つ目は、DTPをやったことある人ならわかると思いますが、解像度(dpi: dots per inch)とピクセル数の計算が一瞬でできるという点です。例えば、画像を350dpiで印刷したいとき、横幅何ピクセルの画像を用意すればよいだろう?と考えて、仮に定規で測ったら5cmだったとすると、
50÷25.4×350=688.9...
という計算をして、「あぁ、700ピクセルくらいあればいいか」となります。
しかし、ここでインチ目盛りの定規があるとどうでしょう。5cmは約2インチなので、測ってみると2インチだったとします。すると、
2×350=700
と、計算が苦手な人でも一瞬で必要なピクセル数を知ることができます。
さらに、1 point=1/72インチなので、文字のポイント数と実際のサイズのおおよその見当もすぐつけられます。便利ですねー。
インチ目盛の定規があるとうれしい理由:その2
インチ目盛りの定規があるとうれしい、2つ目の理由は、海外製品(特に米国製)がインチでキリのよいサイズでできていることがわかる点です。レターサイズなどの欧米の用紙サイズは言うまでもなく、例えば、自分が使っている一世代前の15インチ MacBook Pro は、厚さがジャスト1インチ、奥行きがジャスト9・1/2インチになっています。他にも、測ってみるといろいろと面白い発見があり、しばらくはこの定規1本で遊べます(笑)
インチ目盛の定規は本来は国内では販売不可?
ところで、インチ目盛りの定規は日本国内ではレアです。普通は売っていません。というか、日本では法令(計量法)により売ってはいけないことになっています。なので、文房具屋を探してもまず売っていません。数年前、それを知らずにずいぶん探し回ってしまいました。インチ目盛の定規は日本で販売不可? -昨日、東洋最大の文具店である銀- その他(暮らし・生活・行事) | 教えて!goo
それがなぜ100円ショップで売っているのか? たぶん文房具屋さんじゃないからでしょう。この定規の販売会社は大阪の100円ショップ向け商品専門の会社で、「MADE IN CHINA」と書いてありました。しかも「教えてgoo」の回答にある「逃げ道」にも該当せず、袋にはしっかりと「センチとインチの両方が測れますと」書いてあるので、逃げ場もありません。
よい収穫でした(笑)