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Fluffy white croquis

日々の思索のためのクロッキー帳。オーディオやオススメなども。

『Stereo』誌8月号付録のスピーカーをムック付録のエンクロジャーで作ってみる 〜「段ボール」で試作・テスト編

オーディオ 工作・DIY Tips Music 道具 レビュー

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先日、書店でのイベントに参加してその場で購入した「FOSTEX 2 Wayスピーカーユニット」が付録の『Stereo』誌8月号と「専用エンクロージュアキット」が付録のムック『2014年版スピーカー工作の基本&実例集』ですが、組立てに先立って、ちょっと気になっている点を試してみるために、段ボールで同じ寸法のエンクロージャーを試作し、テストしてみました。

※「エンクロージャー(enclosure)」とは、スピーカーを入れる箱、すなわちスピーカーボックスのことです。

2014年版スピーカー工作の基本&実例集 (ONTOMO MOOK)

2014年版スピーカー工作の基本&実例集 (ONTOMO MOOK)

やっぱり、トゥイーターが上のほうがいいんじゃ?

ムック付録のキットも『Stereo』誌の「作例1」も、トゥイーターが下、ウーファーが上、という一般的な 2 Way スピーカーと逆の配置になっています。『Stereo』誌の方ではその理由として

トゥイーター軸上では干渉が起こるためです。干渉を避けるためにトゥイーターの位置を後ろに下げたいのですが、同一面上に取り付けられていますので、代わりにウーファーを上にしてトゥイーターと耳の距離を離した置き方としたのです。


出典『Stereo』2014年8月号 P.68

としています。おそらく、こういうことでしょうか?(違うかもしれません)

  • 同一面にマウントすると、トゥイーターとウーファーの音源位置が異なるため時間差(位相差)が生じ、ウーファー(PW80)は上限が23kHzまで出る実質フルレンジスピーカーのため、レンジが重なる高域で干渉が起こる可能性がある(?)。

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  • 本当はトゥイーターを後ろに下げて干渉をなくしたい。

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  • 同一平面上にマウントするという制約下では、ウーファーを上にすることで、リスニングポジションでは音の到達時間がそろい、干渉の軽減が期待できる(?)。

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しかし、同誌ブログの動画ではオーディオ評論家の福田氏が「ウーファーを下に置いたほうがS/N感、透明感、音の厚みや響きがしっかりすると感じる」という話もしており、「やっぱりトゥイーターが上でもいいんじゃないか?」と、結局どっちがいいのか混乱してきました。

そこで、仮にウーファーを下にしてスペーサーで位置を前に出せば、トゥイーターと音源位置を揃えられ、よい結果が得られる可能性があるのではないか?と考えました。(標準構成ではトゥイーターは逆相接続かつ、コンデンサーによる90°の位相ズレを考慮すると、単純に位置を揃えればよいというわけではありませんが)

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段ボールでエンクロージャーを試作して実験!

そこで、まずは実験してみよう、ということで、段ボールで仮のエンクロージャーを作って上の「図D」の状態で高域の特性をテストしてみることにしました。

エンクロージャーキットが付録のムック『2014年版スピーカー工作の基本&実例集』には、寸法図が載っているので、手近にあった Amazon の段ボールを使って、実寸で作ってみました。

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構造が単純なので、比較的簡単に組めました。各段ボールは、厚紙に両面テープを貼ったものに鉄筆で折り目を入れ、L字金具のようにして接着しています。

トゥイーターとウーファーの位置関係はこんな感じです。ウーファーにスペーサーを挟んで、約 9mm 前に出しています。

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テスト結果は良好!クリアで立体感のある音

この段ボールスピーカーで音を出してみました。アンプはつい最近手に入れた Topping VX1 というデジタルアンプ。

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ウーファーとトゥイーターの位置をムックの標準構成と上下逆にしたので、コンデンサーとスピーカーケーブルをつける位置も逆になっています。スピーカーケーブルは片側バナナプラグ、片側プッシュターミナルの既成品を使用しています。

試聴してみて、第一印象は「とてもクリアで立体的」。色々な曲を流してみましたが、この構成で問題なさそうです。デジタルアンプもいい仕事をしているようで、久しぶりに「単品コンポの音」を聴いた気がします。音像定位もはっきりクッキリしてとてもリアルです。

このデジタルアンプ Topping VX1 はヘッドホン出力をサブウーファー出力としても使えるので、手持ちのサブウーファーYAMAHA YST-MSW8)で低音を補強してやると、非常によい感じになりました。

ウーファーのスペーサーの素材に何を使うか?

あとは、本番のエンクロージャーで「ウーファー用のスペーサーに何を挟むか」が問題です。スペーサーにはスピーカー用に真ん中に大きな穴を開けないといけない上、工具や粉を出せる作業場がないので、できればカッターナイフで加工できる素材が好都合です。

遮音性と剛性を確保し、加工が容易という相反する条件に合う素材は何が相応しいのか、硬質ゴムや硬質コルクなどが思い浮かびますが、何種類か試してみるのも面白そうなので、ホームセンターで探してみようと思います。

完成後にまたブログ記事を書く予定です♪

ステレオ 2014年8月号

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2014年版スピーカー工作の基本&実例集 (ONTOMO MOOK)

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