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Fluffy white croquis

日々の思索のためのクロッキー帳。オーディオやオススメなども。

ハイレゾ対応 USB DAC 搭載ポタアン「FiiO E07K」を試してみた 〜 iPhone とのデジタル接続もOK!

オーディオ Music 道具 Apple Tips レビュー

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このブログで、安定してアクセス数が多いのが、次の記事。

そもそもは、自分用に新しい USB DAC が欲しくて比較表を作ったのが始まりです。
で、自分が最終的に選んだのはコチラの「FiiO E07K」。

中国の FiiO 社が開発・製造し、日本ではオヤイデ電気が販売している、24bit/96kHz のハイレゾ対応 USB DAC 搭載 ポータブルヘッドフォンアンプ(通称:ポタアン)です。

「1万円前後」、外でも使える「ポータブルタイプ」、「ハイレゾ対応」という条件で探していましたが、Amazon の評価も高く、コストパフォーマンスや使い勝手の点で一番バランスが良さそう、という点で選びました。

本体は意外に小さい

到着した外箱はこんな感じ。(5月の購入時点で一番安かった並行輸入品です)

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箱の中には、本体の他に、アナログ接続用ステレオミニケーブル、USBケーブル(mini B)、ラバージャケット、キャリングポーチ、バンド×2、ゴム足、ディスプレイ保護シートなどが同梱されています。

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大きさは、iPhone 4 と比べると一回り小さく、やや厚みがあります。

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USBケーブルを Mac につないで電源を入れてみたところ。
2色の有機ELディスプレイが点灯し、目を速く動かすとややチラつきがある感じです。

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素直で好感のもてる音質、ハイレゾ音源は空気感を余すところなく伝える

まず、Mac 上の音源を iTunes で再生してみると、帯域バランスがよく低域から高域までしっかり出ており、特にクセもなく好感の持てる音です。人によっては、やや硬質感を感じるかもしれませんが、解像度も高くジャンルを問わない感じです。(使用ヘッドホンは、SONY MDR-Z900

次に、雑誌の付録の、24bit/96kHz ハイレゾ音源を再生してみると、鳥肌モノでした。iTunes の時のような硬質感は感じられず、音がとても瑞々しく滑らかで、鮮烈に聴こえます。

特に、『Digi Fi No.14』付録DVDの音源が素晴らしく、昔ピアノをやっていた相方に聴かせたら「自分で弾いているのを聴くより立体的でリアル」と言っていました。Jazzセッションもその場にいるような空気感で思わず聴き惚れます。

DigiFi(デジファイ) No.14 (超高音質ハイレゾDVD-ROM付)

DigiFi(デジファイ) No.14 (超高音質ハイレゾDVD-ROM付)

さらに、Deff 社が下記のページで配布している「山木隆一郎氏プロデュースのハイレゾDeff公式デモソング」AACと比較して聴いてみると、ギターの弦の響きがより鮮やかで、AACと比べてレンジが広く表現豊かなことが実感できます。また、打ち込み系のビートもアタックのキレや抜け、音の分離がよく、高解像感があります。AACではちょっと圧縮ノイズ的に危なっかしいなと思う所も、ハイレゾ音源では何の心配もなく安定して鳴らしきっている感じです。

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Lightning USB カメラアダプターで iPhone 5c とデジタル接続!

メーカーは動作保証はしてませんが、iOS 7 から、iPhone でも「Lightning USB カメラアダプター」を使えばオーディオディバイスとして認識できるようになったという情報の元、「Apple Lightning USB カメラアダプター」を購入し、実験してみました。

[asin:B00A0K8DAY:detail]Amazon ではなぜか Apple Store の標準価格よりも高いので、Apple Store か店頭での購入をオススメします。

FiiO E07K 側は mini USB 端子なので、「USB - mini USB ケーブルで一番短いもの」を探してみたところ、ありました。これ以上短いのはないというケーブル、というより変換アダプタを。即発注。

変換名人 USB A type → mini 5pin 変換アダプタ USBA-M5AN

変換名人 USB A type → mini 5pin 変換アダプタ USBA-M5AN

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これをつなげると・・・

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こうなります。
iPhone 5c → FiiO E07K の最短デジタル接続が完成!

E07Kはもともと iPad への接続に対応しており、説明書には接続する際には「USB CHG」(USB経由で充電)を「OFF」にすると書いてあるので、予めこの設定を「OFF」にしておきます。

そして iPhone に接続。iPhone に接続した際に、E07K 側のディスプレイに一瞬「LOCK」という文字が現れて消えれば、USBオーディオディバイスとして認識され、デジタル接続された状態になります。

この状態で iPhone 側で、音楽を再生してみると・・・無事デジタル出力された音声が再生されました!(^o^)/ 音質も iTunes での再生に近い感じです。

DLNAメディアサーバー経由でのハイレゾ音源再生もOK

さらに実験として、DLNAメディアサーバ (BUFFALO LinkStation LS-WHGL/R1) 上の 24bit/96kHz ハイレゾ音源(FLAC形式)を無料のアプリ(MediaConnect )で Wi-Fi 経由で再生してみましたが、これも良好です。

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https://itunes.apple.com/jp/app/media-connect-stream-music/id335036887?mt=8&uo=4&at=1l3v2xF

ちなみに、この最短デジタル接続の状態で付属のラバーバンドで留めるとこうなります。

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これで持ち運びもOKです。

iPhone 4iOS 7)でもデジタル接続OK

他に、初代 iPadiPhone 4 でも同様にカメラコネクションキットを使って実験してみましたが、iPad 及び、iOS 7.1.2 にアップデートした iPhone 4 でも問題なくデジタル接続で動作することが確認できました。

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Android での動作は、Android 端末を持っていないのでテスト出来ていませんが、「USBホスト」機能をもつ端末ならおそらく動作するのではないかと思います。機種によってバラバラなのでなんとも言えませんが。

USB DAC が初めての人にもオススメできるコストパフォーマンスの高い1台

ポータブルタイプでここまでの音質で聴かせてくれ、Lightning カメラアダプタ+変換アダプタで iPhone とデジタル接続もできるとなると、FiiO E07K は確かにコストパフォーマンスが高いと思います。初めて USB DAC を使ってみたいという人にもオススメできる1台です。

低音・高音を増減させる機能が搭載されているので、ヘッドホンやイヤホンに合わせて E07K 側でバランスを調節することも出来ますが、いくつかのヘッドホンやイヤホンで試したところでは、無調整のままで充分な重低音が得られ、高音も刺さるような感じがなく、実用上の素性がよいことが伺えます。

電車内や街中で使う場合は、低音を増強した方が聴感上よいかもしれません。

本体は質感も金属の加工精度も高く、この価格帯では完全に日本は中国に負けているんじゃないかと思わせます。「中国製」の認識が改められました。

難点を挙げれば、有機ELディスプレイが「焼きつき」をおこしやすいのと、何bit/何kHzで入力されているか本体側ではわからないこと、ディスプレイ面に指紋がつきやすくてしょうがないことでしょうか。

「とりあえず」の1台として持っておいて損はないと思います。

普段 Mac にこの E07K を接続して iTunes で音楽を聴いたり YouTube 動画を見たりしているのですが、先日久しぶりに iPhoneiPod のヘッドホン出力で聴いてみたら、「あれ?こんな音だったっけ?」と思ってしまいました。
それくらいに USB DAC の効果は絶大です。