先日、これまでずっと使っていた iPhone 4 から、iPhone 5c にMNP機種変をして、困ったのは電源事情。
我が家には各種iPod やら iPhone(4/4s)やら iPad(初代)やらと、相方の分もあわせるとかなりの本数の「USB - Dockコネクタ」ケーブルがあり、どこでも充電できてむしろ余っている状態でした。
そこへ突然「Lightning」コネクタの iPhone 5c がやってきて、同梱の1本の「USB - Lightning」ケーブルだけでは心許ない感じでした。そこで、外出時の持ち歩き用に短いものをもう1本欲しいなと思って探してみると、Micro USB を Lightning に変換するアダプタがあり、これなら汎用性もありそうだし…と購入してみました。 [asin:B009LKSJS0:detail]
ところで、USBの小型B端子に「Mini USB」と「Micro USB」があるのをご存知でしょうか?
違いは下の写真の通りなのですが、左の「Mini USB」はデジカメなどによく使われている以前からよく目にするタイプ。右が最近のスマホや一部のデジカメでもごく最近使われるようになってきた「Micro USB」です。
実は購入当初「Mini USB」と混同していて、Mini USB ケーブルたくさん余ってるし大丈夫だろうと思って、届いた実物を見たら「あ、Micro USB って、こっちのことか」と気づいたわけです。
Micro USB は2007年に規格化されて以来、Mini USB より薄くて耐久性が高いことや、2009年に世界の主要な携帯電話メーカー各社が充電用端子を Micro USB に統一することに合意したことで、世の中の流れ的には Micro USB が主流になりつつあるようです。
Micro USBがMini USBに取って代わって端子の主流になった理由とは - GIGAZINE
Mini USB端子は2000年にUSB 2.0の一部としてとして標準化され、コンパクトデジタルカメラなどの小型デバイスに搭載されていましたが、2007年にUSB-IFでMicro USBが標準化されてからは、主要な端子ではなくなってしまったようです。
主要携帯電話メーカー、充電器の標準化で合意--Micro-USBを採用へ - CNET Japan
GSMAの最高経営責任者(CEO)、Rob Conway氏は2月17日、同日冒頭の基調講演の中で、LG電子、Motorola、Nokia、サムスン電子、Sony Ericssonなどの主要携帯電話メーカーがそろって、共通の充電インターフェースとしてMicro-USBを採用することで合意したと語った。GSMAは、2012年までに携帯電話の大半がバッテリ充電に同種のコネクタを搭載すると約束している。
さて、そんなこんなでしたが、ちょうど運よく手もとに以前100円ショップで買った USB - Micro USB カールケーブルがあったので、つないでみると…
ちょうどいい感じになりました\(^o^)/
アダプタ本体は長さ2cmにも満たない小さなもので、くしゃみでもしたら飛んでいってなくしてしまいそうですが、接続したこの状態ならかさばらないので普段の持ち歩きには充分です。
もちろん充電できることは確認済。さらに、Macにつないでみるとちゃんと iTunes と iPhone の同期もできました。ただし100均クオリティなので過信は禁物かもしれませんが…
iPhone 5以降の Lightning コネクタの製品を使っていて、他にもMicro USBの機器を持っているなら「USB - Lightning」ケーブルを買い足すよりは、この「Lightning - Micro USBアダプタ」がおすすめかもしれません。(非純正品ではもっと安いものもあるようですが…)