10年以上前の2004年から、ずーっと毎日のように愛用している文房具があります。
それは万年筆でもなく、ボールペンでもなく、手帳でもなく、「デートスタンプ」。簡単にいえば「日付印」です。
もともと走り書きの字が汚いので(汗、日付を書くのが面倒だったというのもあり、当時、簡単に押せる日付印がないか探していましたが、国内有名メーカーが販売しているのはスタンプ台が別途必要なタイプばかりで、いかにも「事務用品」という風体で数字のフォントもイマイチでした。
そんな中、ふと見つけたのが、このオーストリア COLOP 社製のセルフスタンピング型のデートスタンプ「COLOP mini-dater S120」でした。確か当時の値段で500円くらい。
その時に買ったスタンプに予め用意されていた西暦が「2004〜2015」。そのため今日、2015.12.31 でその役目を終えることになりそうです。
スタンプ台不要で値段の割に完成度が高く、印字フォントも美しい日付印
この COLOP S120 というデートスタンプ、プラスチック製で非常に軽く、インクパッドが内蔵されているので、どこでもすぐにポンポン押すことが出来ます。耐久性は毎日のように使って10年以上持ったというのが証明してくれているでしょう。
さらに、インクパッドは交換可能なので、インク切れも心配いりません。10年で2回ほど交換したかなという程度。
個人的に特にポイントが高いのは、印字されるフォントの美しさ。
日本のメーカー品はいかにも事務事務してて、デザインの素養のある人間が製品化に一切関わっていないのではないか?と思えるほど、フォント、区切り記号、バランス等、何一つとってもイマイチなものしかありません。
しかしそこは、オーストリアの老舗スタンプメーカーCOLOP社、フォントのバランスや間隔など、非常に美しく作られています。
日本では、文房具店よりもおしゃれ雑貨店やインテリアショップで見かけることが多い感じです。
メモ書きや手帳、付箋、名刺など、使い方は工夫次第で無限!
このデートスタンプがあると、何がうれしいか?
あらゆる書類に簡単に日付が入れられるので、後から見た時に時系列を簡単に追えるようになります。
たとえば、会社や学校などで渡されたメモや書類に、「ポンっ」と押すだけで日付が入り、そのメモをその日に受け取ったということがわかります。
ちょっとしたメモなど、普通なら「これいつ書いたやつだっけ?」とか「これいつもらったメモだっけ?」と時系列がわからなくなるところが、日付が入っているだけで記憶を呼び起こしてくれます。
さらに、手書きのメモの中に手書きで日付が記してあるよりも、スタンプで押された日付の方がパッと見つけやすいというメリットもあります。
ビジネスパーソンに特にオススメしたいのは、名刺をもらった日付を入れるという使い方
社会人になると、営業さんに限らず様々なシーンで人と会って名刺交換する機会が増えますが、名刺をもらったら後ですぐに日付をスタンプしておくと、後で最初にいつ会ったか?がわかります。
とりわけ、相手先の複数の方々とミーティングなどを繰り返していると、ある日から突然ミーティングに参加された方など、議事録やスケジュールなどから照合することができるようになり、名刺を見て「この人誰だったっけなー?」と頭を悩ます必要がなくなります。
また、その日にもらった資料に日付をスタンプしておけば、後からいつのミーティングでもらった資料かがわかります。(資料に日付が入っていなかったり、Excelなどの印刷日付が自動で入っているというのは、多くの方が経験したことがあるんじゃないでしょうか)
返却する必要のある資料なら付箋に日付をスタンプして貼り付けるというのも有効です。
2016年から新しい習慣として始めるのもオススメ
これまでこうしたグッズを使ったことがない方も、これまで手書きで日付を書いてたという方も、2016年から新たに、このデートスタンプを使ってみるのも良いのではないでしょうか。
日付表記のバリエーションと開始年に注意
ところで、この「COLOP S120」というデートスタンプ、同じ型番でも日付表記が「数字のみ」のものと「月名が英文」のものなどバリエーションがあるので、購入時には注意が必要です。
また、写真でもわかるように、最近は本体がより洗練された形のブルーのものが主流のようです。基本的には11年分の西暦が用意されているので、「何年からのものか」を確認して買ったほうが長く使えるでしょう。
一時期オンラインショップから在庫が完全になくなったりしたこともありましたが、その後何社かが輸入して販売しているようで、現在は Amazon や楽天でも複数の出品者から販売されているようです。
自分用のも買わないと!