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思索と探索のクロッキー帳。オーディオや音楽の話題、レビューなども。

新製品レビュー「CAEDEN Linea N°2」 〜鮮やな中高域と深い低音の才色兼備なおしゃれイヤホン

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「CAEDEN(ケイデン)」とはあまり聞きなれないブランドですが、ニューヨーク発のラグジュアリー・オーディオ機器で知られる、洗練されたテクノロジーを真に「ウェアラブル」にすることを目指しているブランドで、先月半ばにソフトバンク コマース&サービス株式会社が販売代理店契約を結び、4月23日に国内正規品として販売が開始されたようです。米国以外では初とのこと。

http://www.softbank.jp/corp/group/sbcas/news/press/2015/20150415_02/

現在の所、主な製品はヘッドホンとイヤホンで、今年の秋には "Connected Jewely" と呼ぶバングル型の機器(おそらく Bluetoothスマホと連携?)が登場するようです。

CAEDEN の製品はどれもデザインが美しいだけでなく、手の届きやすい価格帯で、ファッション感覚で楽しめるラインナップになっているのも魅力の1つです。


出典: Redirecting…

e☆イヤホンのGW特価でゲット!早速レビュー

ソフトバンク コマース&サービス社のプレスリリースでは、販売チャネルとして

としていますが、イヤホン/ヘッドホン専門店「e☆イヤホン」にも入荷していました。しかも、GW中ということで、GW特価で SoftBank SELECTION よりも安くなっていたので、思わずこれは!とイヤホン「Linea N°2」のブラック&ゴールドモデルをポチりました。

http://www.e-earphone.jp/shopdetail/000000062300/ct2176/page1/order/

見た目はオーディオ機器というよりもむしろファッションアイテム

翌日、期待を裏切らないスタイリッシュなパッケージで届きました。

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裏側からチラリと見えるパッケージデザインもなかなか凝ってます。
早速開封してみると…

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黒で縁どりされたキレイなトレイに収まっています。
iPhone 対応の3ボタンリモコン付で、プラグもイヤホンのサイド部分と同じゴールド色の金属製ストレートタイプ。白いキャリングポーチとS/M/Lのイヤーピースなどが付属しています。

それにしてもデザインがとても美しいです。

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思わず写真を撮るときに演出用小物を妻に借りました(笑)

袋打ちのケーブルは直径2mm程あり、かなり丈夫ですが、ケーブルが衣服と擦れる音(タッチノイズ)が気になるという方もいるかもしれません。
ハウジングの底部は多面カットされたような形状でマットな質感。パッと見、硬質ラバーのような外観と触感ですが、硬度の異なる2種類の複合ラバー素材(デュアルデュロメーターラバー)を使用しているようです。

装着すると、耳元にゴールドがキラリと光る感じになり、アクセサリーをつけているような状態になります。装着感は非常によく位置が決まりやすく、かなり装着しやすい部類に入ると思います。
ただし、下の写真を見ても分かるように、ピアスやイヤリングをしていると、ゴールドの金属パイプ部がカチャカチャと当たってしまうかもしれないので、その辺は注意が必要です。


出典:Caeden - Explore

鮮やかで抜けのよいクリアな中高域と「深さ」を感じる低域

デザイン重視なイヤホンにありがちな傾向として、音質は「それなり」になりがち、という先入観がありましたが、「CAEDEN Linea N°2」は違いました。

一聴してまず感じたのは音の抜けが非常によいこと。
クリアで解像度の高い中高域はとても鮮やかで、どこまでも伸びていくように感じます。それでいて刺さるような音もなく、ディティール表現も上品で音像定位もしっかりしており、好感の持てる音です。

Patrick Miller - Who's Gonna Know (David May Mix)

いつもの20Hz〜20kHzのスウィープ音テストでも、かなりフラットな特性なのがわかり、超高域が一部若干上がっている印象です。

そしてもう一つ特徴的なのが、超低域の再現性。「重さ」よりも「深さ」を感じる「深低音」とも言うべき人間の可聴域下限(20Hz付近)に迫る低音を響かせ、「重低音イヤホン」によくありがちな中低域の膨らみがほとんどなく、かなり低い周波数までよく伸びています。安いイヤホンにありがちな、20Hz付近の超低域でのハウジングのビビりも皆無です。

金属でもプラスチックでも木でもない、硬質ラバー複合素材ならではの特性なのかもしれません。

STRAWBERRY FIELDS FOREVER - Karen Souza Feat Los Panchos

そのためか、中低域〜高域のクリアさが保たれたまま、ベースの響きや空気感などのライブ感が感じられ、女声/男声ヴォーカル、ロック、EDM、ジャズ、アコースティック、クラシックなど、あらゆるジャンルの曲を気持ちよく聴くことが出来ます。
部屋聴きでは若干超低域が出すぎている感はありますが、ストリートユースでは、ちょうどよい感じです。

女性へのプレゼントにもピッタリな、才色兼備のイヤホン。

開封して1日しか経ってないので、今後エージングでどう変化していくかも楽しみですが、今の段階で例えるなら、一見才色兼備で上品なお嬢さんに見えて、実は意外に大胆、といった感じでしょうか。

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ニューヨーク生まれのこのイヤホン、デザインが美しいだけでなく、1万円未満という、このクラスのイヤホンとしては意外にお手頃な価格で、iPhone はもちろんのこと、様々な機器の隠れた実力を手軽に引き出してくれる印象を受けます。組み合わせ次第では化けるかもしれません。

特に女性や女性へのプレゼントはもちろんのこと、ファッションとあわせて、ちょっと耳元にヒカリモノのアクセサリーが欲しい時などにもオススメのイヤホンです。まだあまり知られていないブランドなので、街中ではちょっと一目置かれるかも。

INNA feat. Yandel - In Your Eyes

冒頭で挙げたショップの他に、ソフトバンクショップでも順次取扱を始めるようですが、今のところオンラインショップでは「Softbank SELECTION」と「e☆イヤホン」で販売されている(在庫あり)のを確認しています。
気になった方は今すぐチェック↓

http://www.e-earphone.jp/shopdetail/000000062301/ct2176/page1/order/

ちなみに「e☆イヤホン」のGW特価は今日(5/6)までです!

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