「SHURE(シュア)」のイヤホンといえば、今の高級イヤホン/ヘッドホンブームの先駆けとして、オーディオに関心のある方ならご存知の方が多いのではないでしょうか。
「SHURE」はもともとプロユースのマイクやイヤホン/ヘッドホンなどを数多く提供していますが、特にイヤホンは、ステージなどでミュージシャンがモニター用に装着することを前提に設計されており、「高い遮音性」「動きまわってもズレない」「装着しているのが目立たない」という特徴があります。
また、本体を耳の窪みにフィットさせてケーブルを耳の上から後ろに回して掛ける独特の装着方法が、通称「SHURE掛け」と呼ばれるほどメジャーな存在になり、今では他社からも「SHURE掛け」タイプのイヤホンが数多く発売されています。
円安の煽りを受けて来週1月23日(金)に価格改定!
「SHURE」製品はこれまでにも何度か価格改定を行っていますが、今回は昨今の円安の煽りを受けて、輸入販売代理店が来る2015年1月23日(金)に、最近発売された一部の製品を除くほぼ全ての製品を一斉に値上げするようです。
http://www.e-earphone.jp/blog/?p=3872
リファレンスとして1つは持っておきたいイヤホン「SHURE SEシリーズ」
「SHURE」のイヤホンの中でも、特に「SEシリーズ」は前述のようにプロのミュージシャンにも愛用している方が多く、その信頼のおける音質ゆえか、オーディオ評論家やオーディオに通じた多くの方が使っており、オーディオ機器のレビュー記事等で「SHURE SExxx で聴くと〜」といった感じでよく出てくるので、リファレンスとして一つ持っておくと、レビュー記事の音質イメージもつかみやすく、いわばデファクトスタンダードのイヤホンとも言えます。
「SEシリーズ」のもう一つの特徴として、ケーブルが脱着・交換が可能である点が挙げられます。イヤホンとケーブルは「MMCX」呼ばれる360°回転可能なコネクタで接続されており、指でつまんで引っ張るだけで簡単に脱着できます。
付属のケーブルはもともと断線しにくい丈夫な構造ですが、仮に断線しても交換用の「MMCX型」コネクタのケーブル(リケーブル/Re:Cable)が様々なメーカーから出ているため、本体ごと修理に出したり買い換える必要もなく、リケーブルによって末永く使えるというのもコストパフォーマンスを高める大きなポイントでしょう。
また、「リケーブル」ができるおかげで、より高品質なケーブルにグレードアップして音質アップしたり、装着感のアップやファッションに合わせたカラーコーディネートなどもできます。
付属の標準ケーブルは、耳の後ろにまわす部分に形状を維持するワイヤーが入っており、メガネを掛けていると、メガネのツルに当たって違和感を感じることもあるので、ワイヤーの入っていないケーブルに交換する方も多いようです。
エントリー機のオススメは「SE215」と「SE215 Special Edition」
そういう自分も、昨年 Amazon タイムセールで「beats solo2」を 購入した際に、エントリー機「SE215」を購入しました。
当時は1万円強だったのがタイムセールで1万円を切っていたのですが、現在は通常価格が ¥8,610 と、かなりリーズナブルになっています。
上級機ゆずりの構造で、高音から低音までバランスに優れ、音の解像感や立体感、質感もよく、非常にコストパフォーマンスが高いイヤホンです。「SHURE掛け」は慣れるまではちょっと練習が必要ですが、耳にピタッとハマると高い遮音性が発揮され、音の微妙なニュアンスまで忠実に再現してくれます。
ちなみに「SP215 Special Edition (SPE)」は、「SP215」に対して次の点が異なります。
- 低音域を強化したチューニング
- 付属ケーブルが 116cm と短めで、モバイルユースに適している(SE215付属ケーブルは160cmと少し長め)
- トランスルーセントブルー1色
ただ実際の所、ノーマルの「SE215」でも充分すぎる程の低音が出ており、前述のようにケーブルの交換も可能なので、「ブルーがかっこいい」「付属ケーブルは短めがいい」「重低音万歳!」という方には、「SP215 Special Edition」がオススメです。たぶん(笑)
http://www.shure.co.jp/ja/review/critics
価格変更一覧
ここで、先の「AV Watch」の記事から引用抜粋した価格一覧を掲載しておきます。迷っている方は早めにポチってしまいましょう。駆け込み需要で売り切れる機種が出るかもしれませんので、お早めに!(販売店によって若干値上げ日が異なる可能性はあります)
出典:
イヤホン
外観 | モデル名 | 従来の実売 | 新実売 | 値上げ幅 |
---|---|---|---|---|
[asin:B00KI94I0G:image:small] | SE112GR-A | 4,980円前後 | 5,480円前後 | 約500円 |
[asin:B00OCDN4KE:image:small] | SE112M+-GR-A | 6,480円前後 | 6,480円前後 | - |
[asin:B004WHRYPQ:image:small] | SE215CL-J | 9,980円前後 | 11,800円前後 | 約1,820円 |
[asin:B004WHRYLA:image:small] | SE215K-J | 9,980円前後 | 11,800円前後 | 約1,820円 |
SE215SPE-A | 10,980円前後 | 12,800円前後 | 約1,820円 | |
[asin:B00445ZDKY:image:small] | SE315CL-J | 17,800円前後 | 21,800円前後 | 約4,000円 |
[asin:B00445ZDM2:image:small] | SE315K-J | 17,800円前後 | 21,800円前後 | 約4,000円 |
[asin:B003Z1M6ZS:image:small] | SE425CL-J | 24,800円前後 | 29,800円前後 | 約5,000円 |
[asin:B003Z1M752:image:small] | SE425V-J | 24,800円前後 | 29,800円前後 | 約5,000円 |
[asin:B00400O6CO:image:small] | SE535CL-J | 42,800円前後 | 54,800円前後 | 約12,000円 |
SE535V-J | 42,800円前後 | 54,800円前後 | 約12,000円 | |
[asin:B005Y7TTRE:image:small] | SE535LTD-J | 47,800円前後 | 59,800円前後 | 約12,000円 |
[asin:B00D8UFN0Q:image:small] | SE846CL-A | 95,800円前後 | 109,800円前後 | 約14,000円 |
ヘッドホン
外観 | モデル名 | 従来の実売 | 新実売 | 値上げ幅 |
---|---|---|---|---|
[asin:B00PXRAWJO:image:small] | SRH144-A | 5,480円前後 | 5,480円前後 | - |
SRH145-A | 5,480円前後 | 5,480円前後 | - | |
[asin:B00PXRAUB4:image:small] | SRH145M+-A | 6,480円前後 | 6,480円前後 | - |
[asin:B005YIQYKI:image:small] | SRH240A | 5,980円前後 | 6,980円前後 | 約1,000円 |
SRH440 | 8,980円前後 | 9,980円前後 | 約1,000円 | |
[asin:B002UUQ8ZE:image:small] | SRH840 | 16,800円前後 | 19,800円前後 | 約3,000円 |
[asin:B005EBAUOG:image:small] | SRH940 | 23,800円前後 | 28,800円前後 | 約5,000円 |
SRH1440 | 28,800円前後 | 34,800円前後 | 約6,000円 | |
[asin:B00H1FIJBY:image:small] | SRH1540 | 47,800円前後 | 54,800円前後 | 約7,000円 |
SRH1840 | 47,800円前後 | 54,800円前後 | 約7,000円 |