このブログは普段、「Markdown 記法」で書いていますが、テーブル(表)を使うときは、幅やヘッダを個別に指定したいので、結局のところ HTML で書いています。
Netscape に「table」タグが初めて登場した直後から手打ちでテーブルを書いていた人なので、手打ちでもいいのですが、いかんせん面倒なので、ExcelのようなスプレッドシートライクにGUIで簡単に作る方法がないものかと常々思っていました。
かといって、Dreamweaver のような重いアプリは使いたくないので、Web上で何かないかと探していたところ…見つけました。まさに求めていたもの、いやそれ以上のものを。
昨日の記事の表はこのツールを使って作りました。
もともとは LaTeX 用らしい "TABLE EDITOR"
「LaTeX」(ラテフと読むことが多い)と言ってもピンと来ない方も多いかもしれませんが、数式の記述が多い学術論文や技術文書などで昔から使われている、電子組版用の一種のマークアップ言語があります。
LaTeX は HTMLと同様に、ソースはプレーンテキストで記述するため、表組みをするにも実際に出力するまで結果がわかりません。そこで、作られたのがこのツールのようです。
しかしこのツール、LaTeX だけにとどまらず、様々な形式でコードを出力できるようになっています。
対応出力形式は次の通り。
- LaTeX
- CSV(カンマ区切り書式)
- JSON(JavaScript Object Notation)→ JSONってなにもの? | Think IT
- Markdown 記法 → 文章作成やメモ書きにも便利、Markdown記法 | Web Design KOJIKA17
- HTML
- BBCode(Bulletin Board Code)→ BBCode ガイド - MODX JAPAN 日本公式フォーラム
- Wiki 記法 → Help:表の作り方 - Wikipedia
- SQL(データベース用言語)
- Mathematica → 数式処理プログラム Mathematica - Wikipedia
- プレーンテキスト
直感的で軽快な動作と特筆に値する充実の機能
このツールは、使うにあたって特に説明の必要がないくらい直感的で、かつ軽快に動作します。
そして、やりたいと思うようなことはたいてい出来ます。
例えば、
デフォルトで、先頭行がヘッダ行に
セルを選択して
Ctrl
+↑
↓
←
→
キーで行・列全体を自由に移動可能
- 選択した列でソート(アルファベット/数値)
さらには、
- CSV, TSV, HTML 形式などでインポート
などなど。
手早く HTML テーブルを作ったり、CSV データから生成するにはまさにうってつけのツールです。
使い方によっては、HTML から CSV に出力するなど、データ形式の変換にも使えそうです。
やはり探すなら海外で探すといいものが見つかりますね(^^)