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ヘッドホン/イヤホンの慣らし運転「エージング」を YouTube で簡単に行う

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前回の記事に続いて、オーディオネタをまた少し。

オーディオ機器の慣らし運転「エージング

車の場合、新車を買うと最初のうちは「慣らし運転」をするように言われたりしますが、これと似たようなことがオーディオ機器にも当てはまります。

スピーカーやヘッドホン/イヤホンは、買ったばかりの新品の状態は、いわば納車されたばかりの新車の状態です。工場で基本的な機能や品質のチェックはされていても、まだ本格的に音を出していません。

オーディオ機器は一般に「ドライバーユニット」と総称される部分が物理的に動くことによって音を出しているため、新品の状態ではまだ部品や部材が硬かったりして、その製品が持つ100%の性能・音質を発揮できていない場合があるのです。

エージング」は機器本来の性能を充分発揮させるためのもの

このオーディオ機器の「慣らし運転」は通称「エージング (aging)」と呼ばれますが、「エージング」を充分に行うと、一般的な傾向として「より滑らかに」「より繊細に」音質が変化していきます。

ここで誤解を招かないように記しておくと、この「変化」は車のエンジンと同じように、「機器の性能がアップするのではなく、機器本来の性能が充分に発揮されるようになる」という意味です。

もちろん変化の度合いは機種による違いや「主観的による部分」も大きいので一概には言えませんが、オーディオ好きにとっては楽しみの一つでもあります。

エージング」を YouTube で簡単に済ます

車の慣らし運転の場合は、都市高速などの環状線をひたすらノンストップで回り続けるという方法もありますが、オーディオ機器の場合は、エージング用の「ノイズ音源をひたすら流し続ける」という方法が昔から行われているようです。

オーディオ専門店では「エージング用のCD」を取り扱っているところもあるようですが、普通の人はそこまでは必要ないので、ふと思い立って YouTube で「エージング」を検索してみたら結構出てきました。そこで、今回は YouTube で簡単にできるエージング音源を紹介します。

エージングの基本的な方法

ヘッドホンやイヤホンをPC等、YouTube が見られる機器につないで、下記の YouTube 動画を再生するだけです。
音量は実際に聴いて「ちょっと大きめかな?」程度にするとよいでしょう。(音量を上げ過ぎると機器を壊してしまう恐れがあります)

8時間耐久コース

8時間もある動画なので、外出時に仕掛けておくといった使い方もできます。

オーディオチェックを兼ねた約5分の短時間版

超低音域がかなり強めに入っているので、重低音重視の機器のチェックもできます。

その他

  • エージングノイズ - YouTube
    YouTube で「エージングノイズ」で検索するとたくさん出てきます。ほとんどの動画が音声のみで30分以上あるので任意の動画を再生してみてください。
    「○○専用」という名称のものもありますが、おそらくView数によってメーカー別統計をとるための、ほぼ同一音声なのではないかと思います。

注意点

  • 音量を上げ過ぎない。
  • 音質を良くするものではなく、機器本来の性能を引き出すためのものです。
  • すでに何ヶ月も使っている機器は充分エージングされた状態なので、あえて行う必要はありません。
  • 前回の記事で触れたように、YouTube の音声は 16kHz 以上は現状ではカットされてしまっています。

実際の所エージングで変わるもの?

自分のこれまでの主観的経験からすると、エージングによってかなり変化する機種とそうでもない機種がありました。ですので、それほど期待はせず気休め程度に考えておいて「音質が変わった」と実感できたらラッキー♪ぐらいにしておくのがよいと思います。


相方に教えてもらって、今になってわが家でにわかヒット中のPV ♪d(^^)b
"Pitbull - International Love ft. Chris Brown"
Chris Brown の声が気持ちよくて動きもカッコイイ
超低音域まで入っているので、エージング用にも Good!

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