white croquis

思索と探索のクロッキー帳。オーディオや音楽の話題、レビューなども。

Paul Schwartz の心が洗われるような音楽 "Turning to Peace"

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昔から音楽はメジャーなものはあまり聴かず、もっぱらマイナーなものを掘り出すのが楽しみです。最近は Trance 系ミュージックをよく紹介していますが、先日ふと、とても美しい New Age/Chillout 系の曲を見つけました。

Paul Schwartz の2003年リリースのアルバム "State of Grace II: Turning to Peace" のタイトル・チューンですが、今まで知らなかったのが悔やまれるくらい美しい曲です。


No more roads
No more seas
No more flight now
Turning to peace
Words will die
Thoughts will cease
Falling silent
Turning to peace
Love may come
Love it may leave
Touch me, let your reasons go
Eyes will close
Hearts will ease
Hands fall helpless
Turning to peace
Don't run free
Stay with me
Keeps what's found
And we'll come into peace
Love may fade
Don't be afraid
Hold me near and hear me breathe
Don't look back
Don't look down
Don't go looking for release

動画にも歌詞が表示されますが、彼のコンセプトは、「個々人の関係やより大きな世界へのメッセージとして、"stress(緊張)" や "strife(競争・闘争)" の時代から、"peace" の時代へ進んで行こう」というもののようです。

詩的で隠喩に富んだ歌詞なので、聴く人によって様々な意味や思いを見出すこともできるでしょう。"peace" にあえて日本語注記をつけなかったのは、この単語に含まれる様々な意味を限定したくなかったためです。

On State of Grace II: Turning to Peace, he notes, "My concept was to use the Latin texts as springboards that could either suggest the dynamics of a personal relationship or a global message, as we move from a time of stress and strife to a time of peace," he says.

Paul Schwartz | Bio

Paul Schwartz について

Paul Schwartz は国内レーベルからはリリースされていないので、日本ではあまり知られていないかもしれませんが、音楽プロデューサー、作曲家、指揮者、ピアニストなど、様々な肩書を持つアーティストで、クラシック音楽や自身で作曲した曲を、フルオーケストラや女性ボーカリストを起用したり、温かみのあるエレクトロニックサウンドなどで独自の音楽を生み出しています。

Paul Schwarts を知ったのは、昔 "Aria 3" というアルバム(輸入盤)を買ったのがきっかけですが、クラシックのアレンジやシックかつポップで美しい曲が多く、これもお気に入りのアルバムです。

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今回 "Turning to Peace" を見つけたのは、iTunes Store でふと Paul Schwarts を検索してみたら、最も売れている曲だったので気になって聴いてみたのがきっかけでした。

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音楽に国境はない

iTunes StoreYouTubeBeatportSoundCloud など、インターネット上で海外の音楽を探していると、思わぬ収穫があるので、まだまだ知らない名曲がたくさんあるんだろうなと、いつもワクワクします。ここ数年で購入した音楽の9割以上はこうしたインターネット上で見つけた海外の曲ばかりです。日本では無名のアーティストの音楽をリアルタイムに聴いたりダウンロード購入できるなんて、本当にいい時代になりました。

日本のラジオやTVから流れるような音楽に飽きてきたら、ぜひ海外に目を向けてみることをオススメします。きっと思いがけない出会いや発見があることでしょう。

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