white croquis

思索と探索のクロッキー帳。オーディオや音楽の話題、レビューなども。

シャボン玉で部屋の空気の流れを可視化できるかも?

f:id:align_centre:20131218204343j:plain

Photo: "memorial rebirth" - Shinji Ohmaki at 豊田市美術館 2010

会社の給湯室でハンドソープの詰め替えをしていたら、小さなシャボン玉がいくつか飛び出した。見ていると、ふわふわと漂って換気扇の方に向かっていき、外に吸い出された。
これを見てふと、シャボン玉を使って部屋の中の空気の流れを安全に可視化できるんじゃないだろうか?と思った。

流体の挙動に関して無知な電設屋の施工した換気装置やエアコンは、例えば部屋のど真ん中に換気扇があったり、吸気口のすぐ隣に排気口があったりと、往々にして充分な役目を果たしていない事が多く、場所によって空気がよどんだりする。そのため、オフィスではサーキュレータ代わりに扇風機を一定方向に向けて定常風を作って循環させるようにしている。

大学では海洋の流体解析などを行う研究室にいた関係もあって、流体の挙動はそれなりには予想できるつもりでも、どの位置にどちらに向けて送風すれば最も効果的か、人に説明するのが難しい。それこそ実際にやってみないとわからない部分も多いので、空気がどう流れるかを目で見えるようにしなければならない。

空気の流れを可視化する方法としては、

  • 部屋のあちこちに細いビニールひもなどを取りつけて流れを見る
  • 煙を流して流れを見る
  • 風船を飛ばして流れを見る

などがありそうなものの、どれも手間がかかったり煙たかったりする。そこまで本気でやるわけではなく、もう少し簡単に知りたいだけなのに。

そこで、シャボン玉の登場。
用意するのはシャボン玉液(石けん水)とストローがあればOKで、片付ける手間もかからない。シャボン玉が割れた際に、ところどころシャボン玉液が付着するだろうけれど、子供のように飛ばしまくる訳ではないので、それほど気にするほどの量でもないだろう。
ただ、シャボン玉は空気の流れだけでなく静電気の影響も受けるので注意する必要はあるかも。それでも、ちょっと部屋の換気状態を調べたいという程度なら充分なんじゃないだろうか。


2008.07.22 追記

シャボン玉を使った空気の流れの可視化は、やはりいろいろあるようだ。

住宅の換気設備をチェックするのに使いやすいシャボン玉液が開発されないかなぁ。壁紙や家具に付着してもダメージの少なそうな。


2013.12 追記

最近は「バブルガン」や「バブルマシーン」なる、簡単にシャボン玉を発生させるおもちゃがあるようで、これなら気軽に使えそうです。手動から電動、果ては電動ヘリコプターまで、色々あるようです。
[asin:B00G3VU0X2:detail]
[asin:B0055PV73E:detail]
[asin:B00812U3O2:detail]

当ブログでは、Google Analytics, Google AdSense 等を使用しています。Google によるデータの収集ポリシーについて詳しくは「Google のサービスを使用するサイトやアプリから収集した情報の Google による使用」を参照ください。
当ブログに掲載の画像や文章等コンテンツの、引用の範囲を超えた無断転載はご遠慮ください。画像等のコンテンツにはメタデータで著作者情報等を埋め込んでいる場合があります。図やチャートの利用をご希望の場合は、お問合せフォームあるいは、Twitter @align_centre 宛にDM等でご連絡ください。