white croquis

思索と探索のクロッキー帳。オーディオや音楽の話題、レビューなども。

UPS(無停電電源装置)を導入してリビングの電源環境を見直してみた

f:id:align_centre:20141009194515j:plain

今住んでいるところは、1階LDKの奥にフレッツ光ONUルーターがあり、そこを中心に Wi-Fi アクセスポイントやネットワークHDD(NAS)を始め、電話やTV、BD/HDDレコーダーなどをまとめて置いてあります。

以前、工事停電などで NAS がおかしな状態になって繋がらなくなることが時々あり、UPS(無停電電源装置)の導入はかねてからの懸案でした。

そこで、最近 Amazon アフィリエイトAmazon ポイントが少したまってきたので、それを元手に UPS を導入することにしました。

さらに、ルーター周辺の機器群は、昔買った TEAC のオーディオ用パワーディストリビューターで分配しており、UPSを導入することで、このオーディオ用パワーディストリビューターを、部屋の反対側にじわじわと構築されつつある「プチオーディオシステム」の電源に転用しようという狙いもあります。

長年使い慣れた APC かネットで評価の高い OMRON か?

長らくサーバ/ネットワーク構築運用などをしていた関係で、UPSと言えばラックマウントの APC の Smart-UPS が鉄板ですが、Amazon などで探すと家庭用 UPS では OMRON 製も人気のようです。
OMRON BYシリーズの売りはバッテリ駆動時の出力がAC電源と同じ「正弦波出力」という点。対する APC RS シリーズは発売当初は「矩形波」出力だったようですが、調べてみると現行品はマイナーチェンジで「近似正弦波出力」になっているとのこと。

[asin:B002UQFAPW:detail]

また、APC の RS シリーズは、以前出入りしていた客先で使っているのを見たことがあり、液晶モニタに負荷消費電力量やバッテリ稼働時間など様々な情報を表示することができ、なかなか便利そうです。

わが家ではパソコンは全てノートPCで消費電力も少ない上、TVやBD/HDDレコーダーなど接続予定の負荷電力量を計算したところ、400VAもあれば充分でした。とりあえずは停電時に Wi-Fi アクセスポイントとNASONUルーターの電源さえ確保できればOKです。

そんなわけで、長年使い慣れた信頼と実績から、「APC RS 400」を選択しました。

まるで測ったかのようにピッタリと収まった!

Amazonで発注した際、納期は1週間程度と表示されていましたが、実際には2、3日で届きました。
箱には「近似正弦波出力」モデルであることを示すステッカーが貼ってあります。

f:id:align_centre:20141009162304j:plain f:id:align_centre:20141009162312j:plain

わが家のTV台は、無印良品のスタッキングキャビネットの上に、滑り止めを挟んで、同じく無印良品のパルプボードボックスを横置きにして台にしています。

そして、そこにこの UPS を設置してみると…

f:id:align_centre:20141009163855j:plain f:id:align_centre:20141009163905j:plain

まるで測ったかのようにピッタリのサイズ!
下の棚にある BUFFALO の LinkStation LS-WHGL/R1 は実家から持ってきているので、それに合わせて棚を買いましたが、UPSに関しては、事前に寸法を測っておいて狙ったわけではありませんが、偶然にもまるでそのためのスペースだったかのように UPS がスッポリと収まりました。
もちろん転げ落ちないように対策はしています。

付属のUSBケーブルで Buffalo Linkstation を停電時連動設定

Buffalo の LinkStation LS-WHGL/R1 には、APC製またはOMRON製の UPS と連動する自動シャットダウン機能があるので、UPS に付属の専用 USB ケーブルで LinkStation と接続し、Web 管理画面から停電時に LinkStation を自動シャットダウンする設定を行い、無事連動設定は完了。

f:id:align_centre:20141009165707p:plain

APC RS 400 には、停電時保護系統が3口、非保護系統が3口あるので、ONUルーターWi-Fi アクセスポイント(AirMac Express)、NAS (Buffalo Linkstation) を保護系統に接続し、万一停電しても PC や iPhone などの Wi-Fi 接続は確保できるようになりました。

TEAC のパワーディストリビューターをオーディオ専用にする

さて、UPS の設置によって、TEAC のパワーディストリビューター「AV-P255」が空いたので、部屋の反対側にじわじわと生育中の「プチオーディオコーナー」に移動しました。

「AV-P255」は20年近く前に買ったものなので、現行機種ではこの辺りでしょうか。

[asin:B00A6GPTO0:detail]

「パワーディストリビューター」というのはその名の通り「電源供給装置」で、名前は仰々しいですが、簡単にいえば「ちょっと高機能なOAタップ」です。
ラインノイズフィルターとサージノイズフィルターを内蔵し、オーディオに悪影響を与える電源からのノイズを抑えると同時に機器を保護する働きをします。また、電源プラグの極性(どっちがアース側か)を調べる機能もあり、機器の電源の極性を揃えることで音質の改善を図ることが出来るようになっています。

このパワーディストリビューターを部屋の反対側の壁のコンセントに接続してオーディオ機器類に給電し、UPS のつながった系統(高周波ノイズの多い系統)とオーディオ用電源系統を完全に分離しました。

f:id:align_centre:20141009175511j:plain

f:id:align_centre:20141009173501j:plain

その効果の程は…気休め程度ですが、デジタルアンプの音が一段とクリアになり、臨場感が一層増した気がします。
今、レンタルDVDでアメリカのTVドラマ『バーン・ノーティス』を見ているのですが、銃撃戦シーンの臨場感と迫力が半端ないです!(サラウンドではなく普通の 2ch ステレオで)

災害時の備えとしても UPS は有用

UPS(無停電電源装置)は、停電時にサーバーなどを安全にシャットダウンする猶予を確保するのが主な目的ですが、中に入っているのは、バイクのバッテリと同様のもの。それを DC-AC インバータで交流電源として出力できるので、災害などで停電になった際、スマホの充電はもちろんのこと、消費電力の少ない電化製品ならUPSがあれば使うことができます。

震災後に計画停電が実施された際には UPS が飛ぶように売れたようですが、UPS があると万一の際の安心感が違います。

1家に1台 UPS、いざという時に役に立つのでオススメです。

[asin:B002GK2PR8:detail]

[asin:B00DQ7590A:detail]

当ブログでは、Google Analytics, Google AdSense 等を使用しています。Google によるデータの収集ポリシーについて詳しくは「Google のサービスを使用するサイトやアプリから収集した情報の Google による使用」を参照ください。
当ブログに掲載の画像や文章等コンテンツの、引用の範囲を超えた無断転載はご遠慮ください。画像等のコンテンツにはメタデータで著作者情報等を埋め込んでいる場合があります。図やチャートの利用をご希望の場合は、お問合せフォームあるいは、Twitter @align_centre 宛にDM等でご連絡ください。