ニュースサイトなどでも話題になっていますが、YouTube で公開されている韓国のシンガー/ダンサー/音楽プロデューサー、「PSY」のミュージックビデオ "GANGNAM STYLE" の再生回数が、5月31日に YouTube 史上初となる再生回数「20億回」を超えたようです。
.@psy_oppa’s #GangnamStyle just became the first YouTube video to hit 2 billion views! http://t.co/156pykAVu3 pic.twitter.com/J9CR8dAuss
— YouTube (@YouTube) 2014年5月31日
YouTube のページには、ちょっとした仕掛けが追加されています。(日本語表示だと右側のアイコンが改行されてレイアウトが崩れてしまうようです)
矢印のアイコンをクリックすると…
YouTube の統計を見てみる
2012年7月の公開から、一体どれくらいのペースで再生されたのか? YouTube には統計表示機能があるので、見てみるとこんな感じです。
まだまだじわじわと伸びていきそうな勢いです。
Google Trend の統計を見てみる
日本ではそれほど流行った感はないですが、実際、どこの国で多く見られているのか、Google Trend で検索の傾向からある程度推測することができます。「GANGNAM STYLE」より文字数が少なく、覚えやすいであろうアーティスト名「PSY」での結果がこちらです。
国別
都市別
意外にも、韓国ではそれほどでもなく、東南アジア、欧米、東欧、ブラジルなどでの検索が多くなっています。
ちょうどこれらの国は、ダンスミュージックやEDMが盛んな国々でもあり、ダンスミュージックとして受け入れられているのではないかと推測されます。
実際、世界各地で「フラッシュモブ」も行われたようです。
やっぱり音楽文化の点では日本は蚊帳の外?
海外のムーブメントと日本の差はあまりに歴然としています。YouTube から国別統計が出て来るとおもしろいのですが…
さらに2012年は、奇しくも韓国の大統領が8月に「竹島」を訪問するなど、日本では「竹島問題」が大きく取り沙汰され、マスメディアでも反韓感情が高まった影響もあるかもしれません。
それにしても今回の YouTube 20億回超え動画、データでも示されるように、日本は完全に蚊帳の外でした。YouTube 側も英語表示ではアイコンがインラインで表示されるのに、日本語表示ではレイアウトが崩れるなど、日本はほぼ無視の状態。(YouTube は普段英語表示にしているので、GIGAZINE の記事を見て気づきました)
日本は音楽的にガラパゴスであることを再認識させられる出来事とも言えるのではないでしょうか。