Webで検索に使うサーチエンジンは、主に Google を使っていますが、Google で一つ困っているのは日本語を除外した「英語だけの検索結果を表示できない」という点です。
日本人が考えた「なんちゃって英語」ではなく、「ネイティブ表現」ではどう言うのか?を検索することがよくあるのですが、Google ではなぜかこんな単純で、ただでさえ国際化が求められている日本人にとって大切なことができないのです。
大昔は英語で検索したいときは「AltaVista」を使っていましたが、今はもうありません。
Google でどこまでできるか散々試しましたが、言語設定を変えたり「検索オプション」で英語を指定するなどの正攻法ではどうにも無理中途半端で、Google 自体を完全に英語モードにするか、検索結果のURLパラメータに小細工をして英語化したり、検索オプションに「-site:.jp」を付加して「.jp」ドメインを除外する以外、手がありませんでした。(→「追記」参照)
普段は日本語での検索もしたいので、完全に English only に切り替えてしまっては日常使いには不便です。
しかし、ふと Microsoft のサーチエンジン「bing」を使ってみたところ、とても簡単な設定でやりたいことが出来てしまいました。すなわち、普段は日本語で検索できて、必要なときだけ英語だけの検索結果を表示できるという状態です。正直、Microsoft を見直しました。
bing で英語だけの検索結果を表示させる方法
- 1. bing のホームページで右上の設定アイコンをクリックします。
- 2. 設定画面の「表示」の項目で言語を「English」に変更して [保存] ボタンをクリックします。
- 3. これで完了です。検索ワードの入力エリア下で「Only English」が選択できるようになるはずです。
- さらに、一度この設定にすると、通常の検索の結果から、英語に絞り込みもできるようになります。
- 検索結果に日本国内の英語版ページも若干残ってしまいますが、Google よりも圧倒的に手軽に使える点は非常によいと思います。
Google にも頑張って欲しいところ
Google では「Advanced Search(検索オプション)」で言語や地域を選択できるようになっていますが、選ぶことは出来ても「除外」が出来ないのがとても残念です。もしここで「日本語」と「日本国内のサイト」を除外できればとても便利になるはずです。
Google Japan に勤めるような方は英語も普通にできるでしょうから意にも介していないかもしれませんが、2020年の東京オリンピックに向けて、国内啓蒙の一環として機能改善されないかなーと、フィードバックを送りつつ、首を長くして待っています。
追記:Google の検索結果を英語のみにする Bookmarklet
- Googleで検索後に、検索結果の言語を英語化し「.jp」ドメインを除外する Bookmarklet を参考までに紹介しておきます。
尚、これは公式なものではなく試行錯誤の末に出来上がったものなので、今後のGoogleの仕様変更で使えなくなる場合がありますので予めご留意ください。 - 使い方
- 下のリンク文字「Google in English」をブラウザのリンクバー等にドラッグしてブックマーク(お気に入り)として登録し、Google で検索後にこの Bookmarklet を選択・実行してください。
Bookmarklet:
Google in Englishコード:
- 使い方
- 「Bookmarklet」について詳しくは、以前の下記記事を参考にしてください。
タイトル・URL・選択テキストをコピーする Bookmarklet - Fluffy white croquis