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Fluffy white croquis

日々の思索のためのクロッキー帳。オーディオやオススメなども。

「動機」がなければ行動は生まれない

思索 認知科学・認知心理学

人間の行動を含む「システム(系)」において、「望ましい行動」がないとそのシステムはうまく動かない。この、システムをうまく動かすためのレバレッジ・ポイントは「望ましい行動」を起こすための「動機(motivation)」だと思う。
例えば、情報を提供したり、共通認識を持ったり、仕組みを用意しても、それが動機に対して働きかけるものでなければ、期待するほどの効果は得られなくてもおかしくないと思う。
人間の能動的な行動は「動機」があって始めて引き起こされるのではないだろうか。意識下、無意識下を問わず。
かの本田宗一郎氏もこんな言葉を残している。

行動にはつねに動機があり、目的がある。
動機が正義であり、目的が善であって、その行動だけが悪だということは、人間にはありえない。

以前、自分のもうひとつのブログで、こんなことを書いたことがある。

「面倒くさいこと」とは概ね次の要素から成り立っているのではないかと思う。

  • a. その行為を行うまたは行おうとする主体に、その行為に対する動機が欠けている。
  • b. その行為の手順や方法、あるいはその行為を包括する系(システム)に何らかの問題がある。

さらにこの2つの要素の間には、a が b に依存する関係、つまり面倒くさいかどうかはまず「動機」の有無によって決まり、動機は手順や方法の改善可能性や主体の置かれる立場などに依存する、という関係がありそうだ。

どんなによい方策があっても、「面倒くささ」が障壁になってなかなか行動に結びつかないこともあると思う。そんなときには「動機」に対して働きかけることがその先へ進むための原動力になるのではないだろうか。そんなコンセプトで作られたコンサルティング会社もあるくらいだ。

繰り返すようだけど、人間の行動をコントロールする最大のレバレッジポイントは「動機」(別の言葉に言い換えれば「やる気」)だと思う。